─滋賀・両丹・京都南部の3地区 75教会・伝道所と地域の“宣教”のために─
日本基督教団 京都教区ニュース
THE UNITED CHURCH OF CHRIST IN JAPAN - KYOTO
DISTRICT
今総会期 第2号 発行 2021年4月7日
発行人 今井牧夫 編集人 内山友也
〒602-0917 京都市上京区一条通室町西入東日野殿町394-2
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コロナ禍における各教会・伝道所の歩みの多様性(2)
「だから、明日のことまで思い悩むな」
滋賀地区 今津教会 谷本 聰子
新型コロナが蔓延し始めた頃、今津教会は再び無牧師となっていた。定期教会総会は書面開催となり、市内幼稚園・保育所が一斉休園となったのに合わせて礼拝も休止となった。教会から感染を出すことが、数年ぶりに再開したばかりの幼稚園にとって致命的な打撃になるという判断からだった。
一方幼稚園では、休園中の園児に対する対応について揺れ続けた。私立園としての独自性を尊重すべきと思いつつ、現場の不安を払拭し切れなかったからである。6月に私は理事長となったが、キリスト教に無縁の教諭たちに、真に畏れるべきものは何なのかを伝えることができないもどかしさを、同じ信徒である園長と共に、厭というほど味わった。
6月後半、教会は礼拝を再開した。講壇は当初2人、9月から3人の教師に説教をお願いした。礼拝は簡素化し牧師の来ない週は信徒のみの礼拝としたが、出席者は減らず外部来会者も与えられ、礼拝は豊かなものとなった。
今、教会は代務教師のもと牧師招聘に向けての論議を始めようとしている。幼稚園は、地区教師の協力によりキリスト教研修を開始し、園長をサポートできる職員も育ってきた。そして今、教会にとって幼稚園は大切な課題となっている。無牧師とコロナの二つの試練が、教会を強めつつあると思う。
それでも時に不安におびえる私を、冒頭の、み言葉(マタイ6:34)が引き戻してくれている。今日の一日を無事終えられることが如何に幸いであるのかを思う毎日である。
今回の特集にあたって
京都教区ニュース編集部
今回、コロナ禍における各地の様々な歩みを寄稿いただきました。具体的な対策は、地域状況や取り組み方により、本当に多種多様です。どこかに唯一の正解があるとは考えられません。誰もがそれぞれの場で苦闘しています。そのことを互いにわかちあい、励まし合い、祈り合う目的で掲載をいたします。
コロナ禍での同志社教会
京都南部地区 同志社教会 望月 修治
コロナ禍の中、昨年4月以降、教会の礼拝や集会をどう守るのか、状況の推移を踏まえながら役員会で検討し対応を重ねてきました。
同志社教会は同志社栄光館ファウラーチャペルで礼拝を行っていますので、学園のコロナ禍対応も考慮しなければなりません。昨年4月栄光館が使用できなくなりましたので、集会所(旧牧師館)に担当者のみ集まって礼拝を行い、それをライブ配信する体制を何とか整え、礼拝は1回も休まず継続してきました。ライブ配信のシステムは試行錯誤を重ねて完成できています。配信は教会員、教会の関係者、Webの教会ホームページを通じて視聴登録の申し込みをしてくだった方に、毎週視聴アドレスと週報をお知らせして行っています。栄光館での礼拝は現在再開されていますが、ライブ配信は今後も継続していきます。礼拝以外の集会はこの1年ほとんど実施できませんでした。クリスマス・イブ礼拝も動画配信で行いました。
教会員の皆さんには毎月、週報と月報を、牧師からの毎月の報告文を添えてお送りしてきました。献金は礼拝献金も含めてすべて郵便振替で送っていただくようにし、ほぼ定着しました。こどもの教会は休会期間も断続的にありましたが、礼拝のみで、分級活動は行わないことで活動を何とか行ってきています。
コロナ禍の1年間、同志社教会の礼拝は、共に集えない時もオンラインによって1回も休むことなく続けられました。後になって振り返った時、与えられていた恵みに一層深く気づかされることがあるだろうと思っています。
コロナ禍での能登川教会
滋賀地区 能登川教会 谷 香澄
コロナウイルスが猛威を振るい始めて早1年以上の時が経ってしまいました。「ここまで長引くものだと思っていなかった」という方も少なくないと思います。横浜港に入港したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の中で集団感染が連夜報道されていた頃に生まれた息子が先日、1歳を迎えて流れの早さを感じつつ、コロナとの戦いはこれからも続いてくのだなと改めて思いました。
さて、能登川教会はと言うと、今現在、礼拝を行えない状況にあります。能登川教会の教会員の多くは教会の近くにある、知能に重い障がいを持つ仲間たちが生活をしている止揚学園の方々と職員たちです。知能に重い障がいをもつ方はマスクの着用や人との距離を保つことが難しかったり、色んな物に触れてしまったりなど、自分での感染対策が困難です。また、合併症がある人、身体の弱い人が多く、感染すると重度化しやすいです。そして、教会に行くためには介護者が必ず必要ですが、介護者から感染することも考えられるので、出来るだけ介護者も外出を控えています。今は外部からの訪問等も控えているような状態です。
私も奈良在住で、滋賀まで交通機関を使って移動する中でウィルスを持ち込んでしまうことへの懸念から能登川まで行けておりませんが、連絡は電話やメール・手紙などで取り合っています。止揚学園内でも、皆で集まっての礼拝は守ることができていないということですので、これからは説教を郵送などで送ろうと思っております。一日でも早く、再び礼拝を共にもてる日が来ることを祈っている日々です。
コロナ禍での丹波新生教会
両丹地区 丹波新生教会 片岡 広明
丹波新生教会は、教会の伝道圏内に船南地区と亀岡地区の二つの地区を持ち、船南地区に南丹市の園部会堂と胡麻会堂、および京丹波町の須知会堂、亀岡地区に亀岡会堂の合計4会堂をもっています。伝道圏が広範囲にわたり、それぞれの地域によって感染状況が大きく異なるため、会堂ごとに判断して集会及び活動の方針を決めています。南丹市と京丹波町に比べて亀岡市は感染者数が多くなっています。
昨年春の緊急事態宣言の際には、船南地区に属する三つの会堂のうち、園部会堂では牧師と役員のみの限定公開での礼拝を1ヶ月間行いました。胡麻会堂と須知会堂では1ヶ月間礼拝を休止としました。亀岡地区では牧師家族のみでの限定公開による礼拝が2ヶ月続きました。6月以降は通常に戻り、船南地区では礼拝順序も通常に戻しています。亀岡地区では讃美歌を減らす、詩編交読を省くなどの短縮で礼拝を行い、休止していた祈祷会は再開しました。昨年のイースターやクリスマスの愛餐会は中止、聖餐は2019年の12月以来行っていません。その他のイベントは亀岡ではほぼ中止ですが、船南地区ではコンサートや地域の活動の受け入れ等が行われています。
今年に入って1月以降、2回目の緊急事態宣言が発令されましたが、船南地区では地域での感染者がそれほど多くないことを考慮し、通常通り活動が行われています。亀岡地区では牧師家族のみによる原則非公開での礼拝となっており、インターネットの動画配信サイトを通じて礼拝のライブ中継を行っていますが、ネット環境のない人もいますので、一日も早く皆で集まれる日が来ますように、コロナウイルスの収束を心から祈っています。
コロナ禍での甲西伝道所
滋賀地区 甲西伝道所 小西 清信
甲西伝道所は、1995年に後宮俊夫牧師が滋賀県湖南市に「軽費老人ホーム ピスガこうせい」を設立されて以来、その2階ホールで礼拝を守ってきました。ホールは広さが60㎡ほどあり、通常15~20人ほど出席者が礼拝するには十分な広さです。出席者はケアハウスに入居しておられる方が約半数で、残りの半数は近隣地域の方です。
昨年4月に新型コロナの緊急事態宣言が出されたときは、甲西伝道所も1か月半礼拝を中止しました。その間、教会員は家庭で礼拝を持つこととし、教師が土曜日に週報とA4サイズ2枚にまとめた説教を教会員の自宅ポストに配布しました。なお教会員のほとんどがインターネットに馴染みがないことから、オンラインでの礼拝はしませんでした。6月からホールでの礼拝を再開しましたが、椅子の間隔を広げ、礼拝中はマスクを着用し窓を開けて、冬になってからは礼拝中、高齢者に使い捨て携帯カイロを配布し、電気ストーブで暖を取ることで乗り切りました。また礼拝は賛美歌を2曲に減らすなどで45分ほどに時間を短縮しました。
現在、ケアハウスは家族の面会や館内でのボランティア活動が制限され、また入居者が食堂で食事する時もおしゃべりが出来ないなど、入居者はストレスの多い日々を送らざるを得ない状況ですが、主日礼拝は特に制限なく行えていることに感謝しています。それだけに礼拝が施設内での感染発生の元にならないように、皆で注意しながら礼拝を守っています。
コロナ禍に関する教会・伝道所アンケート結果から抜粋報告
京都教区総会議長・京北教会 今井 牧夫
教区常置委員会は、コロナ禍に関する教会・伝道所(以下、「教会」と総称)アンケートを行いました。2020年10月末回答締切、11月17日報告発行。これに教区の全75教会中48教会から回答を得ました。アンケート回答は自由記述式で全体の文量がとても多いため、様々な回答から一部抜粋の形で報告します。ここにはごくわずかしか掲載できませんので、ぜひ報告書の全体をご覧いただきたく願います。印刷した報告書は各教会に昨年に配布済みですが、今後も希望者にはメール添付PDFで教区事務所から差し上げますので、遠慮無くご連絡ください。
なお、感染対策は各教会の自主性に基づくものなので、各取り組みの程度を比較することなく、多様性があって当たり前として、各教会の判断を互いに尊重して報告をわかちあうことを大切にしましょう。
1 主日礼拝
(1)2020年4月以降、日曜日に「礼拝堂での礼拝」を完全に中止した回数
○0回…26教会。○2~6回…10教会。○7~12回…10教会。○27回(半年以上なし)…2教会。
ただし、礼拝堂での礼拝を中止しなかった教会も、「教師のみ」「教師と役員のみ」など出席を限定して礼拝を動画配信した教会も多いです。
(2)主日礼拝の変化
各個人・家庭での礼拝を勧めて、ネットで礼拝の動画・音声を配信したのは、47教会中20教会。Facebook、LINE、YouTubeなどを活用することと並行して、礼拝説教原稿のメール添付配信や郵送なども多く行われました。○礼拝堂での礼拝に関して、礼拝人数は多くが低下しましたが、逆に増えたとの回答も若干ありました。○礼拝方式で各教会に多く共通することを以下に列挙します。① マスク着用 ② 建物各部・備品や手の消毒 ③ 事前の検温 ④ 時間短縮(式次第の簡略、説教短縮) ⑤ 会衆席の距離開け ⑥ 讃美歌の省略(奏楽のみ、1番のみなど) ⑦ 礼拝中の換気 ⑧ 聖餐式を休む ⑨ 献金は係が回るのでなく各人が入れに来る ⑩ 司会を説教者が兼ねる ……など。○講壇にアクリル板などを設置したのは47教会中11教会。○奏楽は多様ですが、奏楽者に休んでいただいてヒムプレーヤーを使う、事前録音を再生するなどの回答もありました。○聖餐式は、行う教会では、つまようじやピックで取る、アルミホイルで包むなどの形式もありました。○聖餐式に代えて、オンライン礼拝で各人に飲食物を用意してもらい、「主を覚える食事」として礼拝中に行った。○聖餐式で招きの言葉を共にして配餐はせず、おかきとぶどうのゼリーを持って帰ってもらった。
2 教会活動全般・交わり・牧会の変化
子どもの教会(教会学校)の休止、様々な行事の休止、食事・茶菓の中止など、活動全般を休止した教会が多いです。その中での人数分散などの工夫を以下に列挙します。
(1)子どもの教会(教会学校)
○子同士の接触はよいが、教師・保護者と子の接触は控えることを徹底。○中高生の祈祷会を月1回はオンラインで行った。○教会学校礼拝をZOOM配信した。○再開には家族の判断を大切にしている。○子どもにストレスがたまるので、人混みを避けてハイキングした。○食事・入浴は家庭で行った上でのお泊まり会ができた。○元々人数が少ないので以前同様に行っている。
(2)永眠者記念礼拝
○1日2回に分けて行った。○特定の1日でなく複数の日曜に行った。○墓前礼拝を2回に分けた。○事前に出席者を確認した。○ご遺族出席を各代表1名に限定した。○遠方の方には出席を辞退いただいた。○教会員のみで礼拝したが、献花などを写真撮影して遺族に配布した。○礼拝動画配信の案内を遺族に送った。
(3)交わり・牧会・食事・バザー・葬儀など
○毎週、主日礼拝の動画をメール配信する際に教会近況などを記して送る。○家庭訪問を玄関先までとして行っている。○小規模教会なので家庭訪問(玄関で週報を渡す)を密にできた。○郵便物になるべくメッセージを書いて入れている。○思いを伝えるため、郵便物は宛名をシールでなく手書きしている。○現住陪餐会員全員に残暑見舞いを送った。○敬老の日カードを75才以上全員に送った。○ZOOM礼拝後に、ZOOMでの交わりの会を30分行っている。○パソコンやスマホが苦手な人も、友人の家に集って数人でオンライン礼拝に参加され、交わりができた。○礼拝欠席者からの手紙や近況報告を掲示している。○愛餐会は黙々と食べて食事後に会話。○食事を伴う会は分散して食事した。○食事は、教会でなく牧師家庭の個人として、希望者に昼食を用意した。○高齢者祝福の茶話会はやめ、菓子の持ち帰りとした。クリスマスは弁当にした。○昼食は市販のおにぎり。○バザーは教会内のみで品物を数週間置いて行った。○バザーは中止したが災害募金は箱を置いて行った。○葬儀は家族のみで行った。
(4)役員会の持ち方
○食事をやめた。○対面の席をやめた。○礼拝後から正午までに終了。○30分以内に終了。○役員会はホールでマイクを用いる。○役員会は集合せず、議題を牧師が役員に個別に諮り、調整する。○ZOOMで役員会を行い、教会運営は滞らなかった。
3 教会財政
(1)8月末時点での前年度との比較
(この項目は28教会から回答)前年度に比して、収入減が20教会。収入増が7教会。変化なし1教会。その内訳は以下。○経常収入・支出とも減が17教会。その内、収入が前年度の40~69%が5教会、70~99%が12教会。○経常収入が減、経常支出が増が3教会。○経常収入が増、経常支出が減が5教会。○経常収入が増、経常支出が増が2教会。
(2)礼拝献金の低下その他の財政変化
礼拝献金の低下は8月末時点で前年度の70~80%との回答が多かったが、大きな変動はないとの回答もあった。以下、列挙。○礼拝献金は低下したが支出も減らしたのでそれほど負担ではなく、現在はほぼ元に戻った。○献金を平日に教会に届けていただいた。○イースター献金の期間を延長した。○牧師への謝儀を社会保険料のみの金額とした。○牧師の夏期・冬期手当を辞退した。○礼拝献金低下を夏期献金呼びかけで対応した。○財務委員長が礼拝で献金を呼びかけた。○オンライン礼拝で献金を呼びかけた。○役員会の食事を個人持ちにした。○献金は振込や書留。○換気のため礼拝堂を開け、冷房代がふくれあがる。○週報発送時に振込用紙を同封。○消毒薬などの支出が生じる。○イースター献金は予算の8割だったが夏期献金に財政窮乏を訴えると2倍近く献げられた。○礼拝献金に特に変化はない。○礼拝休止期間後にまとめて献金があった。○コロナの影響長期化、就労環境を考えて、「経済事情が大きく変化される場合、月定献金(金額変更)など遠慮無くお声がけ下さい」と継続して伝えている。
4 教区への要望や、今後祈りたいことなど自由意見
複数あった回答は、(1)他教会での取り組みを知り、わかちあいたい。(2)コロナ対応の考え方は多様なので各人の思いを尊重したい。(3)教区の働きの関係者への感謝やねぎらいなど。以下、その他の回答を列挙します。
○教区負担金1割減の決定に感謝。(複数)○教区内でも地域によりコロナ問題の違いがあり難しい。○今後継続した負担金軽減を願う。○教会への融資など財政支援策の検討を願う。○コロナに対する警戒心が薄れてきているので、意識を高めたい。○コロナで傷ついた人が信仰まで傷つくことないように祈る。○コロナ禍が信仰や礼拝の意義を問い直す機会になっている。○互いの教会を祈り合いたい。教区からは各教会にエールを送っていただきたい。○対策を「うちはこれだけやっている」ではなく、医療・福祉以外にも感染状況の真っ直中にいる主を見失わないように自戒している。○時期的にアンケートが遅い。教区から安否を問う姿勢がもっと早く示されると、苦しい思いが軽くなったのではないか。○礼拝出席者の広がりが確保できない影響を懸念する。○コロナ禍でもあえて「変わらない」と判断した教会も、相応に尊重されることを願う。
地区の新年合同讃美礼拝・新年合同祈祷会を終えて
京都南部地区 室町教会 深谷 格
例年、同志社教会礼拝堂(同志社女子部栄光館ファウラーチャペル)にて守られてきた京都南部地区「新年合同讃美礼拝」は、新型コロナウィルス感染症蔓延のため、今年はYouTubeによるオンライン礼拝となり、2021年1月1日(金)14:00~14:50、室町教会礼拝堂から配信された。同志社大学キリスト教文化センターの森田喜基准教授により説教「わたしだ。恐れることはない」(使徒27:33~44、ヨハネ6:16~21)がなされ、室町教会のメンバーが礼拝式の奉仕をした(司会:深谷格、奏楽:深谷依子、献金・報告:浅野献一牧師、配信:尹相優、浅野待子)。地区音楽部が式次第を作成してくださった。最大同時視聴数61、視聴回数263回。
京都南部地区「新年合同祈祷会」は、当初、一会場(室町教会)に集まりZoomミーティングとの併用で行う予定であったが、感染急拡大により、室町教会礼拝堂からのZoomミーティングとYouTubeライブ配信のみで行った。2021年1月13日(水)19:00~19:50で、関西への緊急事態宣言再発出の日と重なった。平安教会の小笠原純牧師により奨励「みんな、それぞれに幸せになろう」(マタイ5:3~11)がなされ、室町教会のメンバーが祈祷会の進行奉仕をした(奏楽:浅野待子、配信:浅野献一牧師、尹相優)。Zoom参加オンライン数11、同時配信数18、視聴回数57回。
これらの合同礼拝・祈祷会のために、地区のウェブサイトが特設され、献金は郵便振替でできるように準備がなされた。異例の形となった礼拝と祈祷会では、この嵐の中の小舟のような現在の私たちとともに神様がおられることを分かち合うことができた。ご尽力くださった方々に感謝したい。
もっとも、Zoomでは讃美歌を共に歌うことは難しい。また、そもそも動画にアクセスできない方々がいることも覚えなければならない。集会の自由(憲法21条)は、同じ信仰をもつ者が集まって礼拝をする自由を起源とする。コロナ禍でそれが制限されているのは、重大な問題であることを私たちは問い続けなければならない。コンピュータの前では聖餐にあずかれない。これはバビロンの川のほとりでシオンの歌を歌えと言われているのと同じだ、とある神学者は述べた。私たちは、神様がこの捕囚、嵐の海から必ず救い出してくださることを信じ、神様の「将来と希望を与える平和の計画」(エレミヤ29:11)の実現を祈っていきたい。
さんまクラブからの報告
滋賀地区 水口教会 片岡 希望
私たち「さんまクラブ」は、滋賀県水口で子どもたちの「三間(時間・空間・仲間)」=「居場所」を提供する活動を続けています。(放課後学童クラブ・児童館事業など)
県外出身の私が子どもたちとの会話で驚いたことがあります。子ども「昨日、〇〇で出会ったなぁ!」私「……う、うん……。」滋賀では、「会った」ことを「出会った」と言うそうです。それを初めて知った私は若干の戸惑いもありましたが、今までの「出会った」という言葉のニュアンスに影響され、「なんか素敵だなぁ」と感じました。
日々子どもたちと過ごす中で、一人ひとりの様々な姿との「出会い」があり、成長を感じます。ある日の出来事です。AくんがBくんに遊びを邪魔され、ふと出た言葉が「出て行け、〇〇人!」Bくんは、さんまクラブに通い始めて間もない、外国にルーツを持つ子でした。甲賀地域は20年以上前から外国にルーツを持つ家庭が多くあるにもかかわらず、外国人と日本人のコミュニティとの交流は少ないのが実情です。そこに、様々なメディアによって喧伝される差別表現を「学習」してしまったことが重なり、この発言が飛び出したのでしょう。衝撃と同時に、大人が作り上げた現在の社会がここまで荒んでいるのかと肩を落としました。しかし、その二人が毎日を同じ空間で過ごす中で変化がありました。数ヶ月が経ち、先ほどの2人が前と同じ状況になったとき、その子から出た言葉は「出て行け、〇〇!!」今度は相手の子の属性ではなく、名前を言ったのです。子どもたちも互いに日々「出会い」を重ね、属性ではなく個人として相手を認めていったのだと思います(「出て行け」と排除してしまおうとするのは変わりありませんが……)。
さんまクラブは「インクルージョン(共生共育)」を柱に、活動をしています。性別や国籍、「障害」などで誰かを排除するのではなく、異なる他者と共に生きていくことの喜びを感じて生活することを期待しています。
コロナ禍により、「社会的距離」が叫ばれ、現実の社会での分断も加速していくのではないかと危惧します。そのような中でこそ、イエスが人と人をつなぎ、出会わせたことを思い出しつつ、子ども一人ひとりのよい育ちを支えていきたいと願います。
学生の声―京都南部地区青年部の活動から
同志社大学神学研究科生 佐々木 結
「コロナ」のために不安の多い1年間でした。健康や生活への不安がありました。自粛ムードの中で自らの言動がバッシングを受けるのではないかという不安もありました。こうした事情でなかなか活動できずにいた京都南部地区青年部ですが、最近では、今の状況とニーズに合った活動を工夫しながら行っています。
例年のソフトボール大会・バーベキューのような大人数が集まる活動や、学習会のような屋内での活動、釜ヶ崎フィールドワークのような移動を伴う活動は難しいと判断しました。しかし、身体を伴って直接集まり、出会い、語らい、親睦を深める場はどうしても必要です。
そこで開催することにしたのが時間分散型の「焼き芋の会」でした。3日間毎日、バザールカフェの庭をお借りして石焼き芋をすることで、同時に大勢が集まりすぎる「密」を避けようと考えたのです。ところが、この「焼き芋の会」は、単に「密」を回避するだけに留まらない予期せぬ良い実りがありました。例えば、初日に来たある人は翌日に友達を連れて来てくれました。また青年部の活動に初めて参加したある教会青年は、楽しかったようで3日連続で顔を出してくれました。あるいは従来の活動では、ホスト役の委員は慌ただしかったのですが、今回は参加者が五月雨式にやって来たので、落ち着いた交わりが出来ました。
今まで通りの青年部の活動ができず、もどかしい日々が続いています。しかし今までとは全然違った「活動」を通してでも、今までと同じ「目的」を果たせるということを実感した1年間でした。否、むしろこうした困難な中でする工夫の中にこそ、今まで以上に良い活動を行うためのきっかけが転がっていると信じて、来年度も工夫しつつ活動していきたいと思います。
コロナ禍でのバザールカフェ
バザールカフェ・スタッフ一同
バザールカフェを初めて訪れた人は、京都市内の中心部にこのような店があることに少しびっくりされるかもしれません。広いお庭と、元は古くからの宣教師館であったクラッパードイン(ヴォーリズ建築)を、改装したカフェスペースで構成される空間、そしてそこに集まる人々によってバザールカフェは成り立っています。
1998年、京都教区のキリスト教関係者や宣教師、アーティスト、ソーシャルワーカー、大学の教員などが集まって、バザールカフェは始まりました。人が出会い、交流し、情報を交換する場、すなわち「バザール=市場」の機能を持つカフェとして、当初は3年も持てばよいと思われていたものが、気がつけば22年が過ぎていました。バザールカフェが目指すのは、人がありのままの姿で受け入れられ、共に生きていく社会をつくることです。そうした社会の実現に向けて、バザールカフェは活動を続けてきました。
そんな中、対面で人と人が出会うことが、交流することが制限されてしまう出来事が起こりました。新型コロナウイルスです。バザールカフェではカフェの営業を一時休止せざるを得なくなりました。しかし、そんな時でも、感染症対策をきちんと行い、集う人数の上限を定めた上で、居場所としての「場」の開放は続けてきました。現在はカフェの営業も再開しています。毎年秋に開催しているバザール・フィエスタ(=祝祭)をオンラインで行うなど、新たな試みにも取り組んでいます。これからも、人と人が出会い・交流する「場」の提供を続けていきますので、京都教区の皆様、今後ともご協力をよろしくお願いいたします。
〈追記〉
クラッパードインの門から庭への屋外廊下、庭のテラスなどを、この2~3月に全面改築しました。この改築にアメリカのCGMB(共同世界宣教局)、京都教区、バザールカフェの三者で協働しました。皆様のご支援に感謝です。どうぞいらしてください。また、Facebookの発信もご覧ください。
転任におけるご挨拶
十字架の下での力あわせ
李 元重
元在日大韓基督教会京都東山教会牧師
元同志社大学神学部嘱託講師
『新漢語林』(大修館書店,2004年)は、「協」という字をこう説明します。「形声。十+劦(音)。音符の劦(キョウ)は、力を合わせる意味。十は多いの意味。一つの仕事に二人以上の力をあわせる、かなうの意味を表す。」「協」のそもそもの意味はそうではありますが、わたしはキリスト者同士の協力にとって「協」は、多いの「十」ではなく、十字架の「十」のように考えています。そのように考えるようになったのは、京都教区の皆さんのお陰です。
わたしが2008年3月から京都東山伝道所で伝道をはじめ、同志社大学神学研究科で研究しながら経験したことはこれです。京都教区の祈りのカレンダー、40年近く続いている、地区で共催の京都韓日教会合同礼拝などを通じて、京都教区の皆さんがイエス・キリストの十字架の精神に従ってそれぞれの力をあわせているということです。わたしがその一部であったことを、誇りとして思っております。皆さんのご「協力」に心からお礼を申し上げます。
李元重は、2021年4月から群馬県高崎市所在の新島学園短期大学に宗教主任並びにキャリアデザイン学科の教員として赴任させていただきます。京都教区の皆さんから学んだ「協力」の精神と信仰を活かして、新島短大はもとより群馬県における諸教会と共に十字架の下で力をあわせて活動させていただきたいと思います。体は少し離れても、「協力」が続けられるように、「心」をあわせてのお祈りをお願い申し上げます。
寄 稿
親愛なる 原忠和牧師を惜しんで
京都南部地区 紫野教会(元 丹陽教会) 志賀 勉
(故 原忠和教師 2020年2月15日逝去)
私は原忠和君と、綾部の丹陽教会でお父様の原忠雄牧師に信仰を育てられた。中学と綾部高校の6年間、同級生として聖研・聖歌隊を通して楽しく学び、特に高校生会(共励会)で30名の会を作り、戦後の苦しい時を仲良く過ごし成長することができたことに感謝で一杯です。
忠和君は、牧会を目指し同志社大学神学部に進学し、私は家庭が貧しかったので学芸大学で教育の道を歩むことになりました。忠和君はお父様によく似て、美声で讃美歌が大へん上手で、頭能明祈な好青年で、将来の牧師として有望でした。私が原忠雄牧師に学んだ事は、礼拝後に小学校の校庭でソフトボールを楽しんだこと、また、夏に同志社中学校の由良キャンプ場での修養会で、大自然の中、戦後の食糧難の苦しい中であったが約40名の高校生の共励会で育てられたことです。その成果が活かされ、忠和君は、同信伝道会の献身キャンプに参加し、牧会の道に進まれたのでした。
その後、牧会に出て、京都教区・教会でのすばらしい伝道活動のみならず、日本基督教団の議長(1992~1996)として、後宮俊夫牧師と共に長年にわたり京都教区より活躍された。幸い私も、原牧師の勤めで京都教区の委員会に入り、長年の間、常置委員や教団総会議員を務めることになり、幅広く社会問題を考える機会が与えられて感謝している。
特筆すべきこととして、
(1)教団の紛争時代に、東京教区が教団総会に戻った時は、大変な苦労があったことと思われた。
(2)信仰の友・教職・信徒をいつも見守り励まし祈られた。私が公立学校教育を30数年務め、退職した折、励ましの手紙をくださり、「堅く信仰に立ち、雄々しくかつ、強かれ、全てのことを愛をもって行え」(Ⅰコリント16:13、14)の聖句をいただいた。今も大切に心にとどめ、第二の人生を豊かに過ごすように心に留めている。
(3)忠和牧師の心構えは、牧会の働き、教会の務めは、10年伝道で区切る。
(4)自動車はやめる。そのわけは、事故を起こして、人を悲しませてはいけないと、思われたと思う。
(5)伝道・牧会はどこにおいても経験する。
(6)梅花学園での働きで、信仰面と健康面、スポーツ・チアリーディングの育成をはかられた。
原忠和君、有難う。また、会う日まで。新型コロナの闘いの中、ゆっくり安らかに、お別れの式ができなかったのは、残念でした。
リレー連載
コラム
第10回
教会のセクシュアル・ハラスメント―その克服のために―
セクシュアル・ハラスメント問題小委員会・近江金田教会 横田 明典
昨年末に、教区内の伝道所・教会に、セクシュアル・ハラスメント問題小委員会からリーフレットを送らせていただきました。柏木牧子さんの可愛いイラストが印象的だったかと思います。これはなるべく多くの人がこのリーフレットを手にとって、関心を持って読んでいただいたいとの思いからです。
最近の元首相の「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります」との発言も明らかにセクハラ発言だと思います。それは、あの発言によって多くの女性が苦痛や不快な思いをしたからです。あの発言は、リーフレットにもありますが「性差別などの差別意識、偏見、誤った価値観から」起こっています。元首相に限らず、他の政治家や企業の管理職などからも似たような発言があるくらいですから、この社会の中に立つ教会も、決して例外とは言えないと思います。
リーフレットの最後のページに、1本の木が描かれています。私たちの願いはもちろんセクハラが無くなることではありますが、セクハラ発言や行為が無くなるためには、それらが出てくる差別意識や偏見が一掃されなければならないと考えています。発言や行為は氷山の一角にしか過ぎません。1本の木が立っているのも、地中深くには広がった根があってこそのものです。私たちはセクハラの木ではなく、本当にお互いが相手のことを尊重し合い、支え合う木を目指したいと思っています。
作業の都合上、三つ折りにせずに送らせていただきました。折る手間をおかけして申し訳ありませんでした。また、礼拝出席者数の発送をさせていただきましたが、不足するようなところがありましたら、予備がありますので小委員会までご連絡下さい。
コロナ禍での教区運営の報告
京都教区総会議長 今井 牧夫
教区ニュース前号(10月)以降の報告です。教区常置委員会を11月と1・2・3月に、各2時間限定、京都教会1階ホールをお借りして万全の感染対策で行いました。主要な継続議題は以下の通りです。
1 教区のコロナ対策の可能性について
9月の各教会・伝道所(以下、教会と略記)教区負担金1割減の決定以降のコロナ対策について、10月の各教会アンケート結果をもとに分析・検討しました。その結果として、あまりに短期間での財政変動を元にした検討ではなく、次年度の各教会2020年度報告(C表)提出後に、1年間通した教区・各教会の財政がどうであったかを総合的に分析して検討することにしました。
2 2021年度教区予算(案)について
教団の2021年度各教区負担金7%減の決定を受けて、当教区も各教会負担金7%減の案を決定。
3 2021年度京都教区総会について
来たる5月21日~22日(於 京都教会)開催予定です。2020年度はやむなく書面総会とし、現在でもコロナ問題の今後の見通しは不明ですが、感染対策の万全を前提にした上でなら、可能な限り実際に集合しての総会が望ましいとして、開催計画を練りました。総会の感染対策として以下を計画しています。(1)時間短縮。1日目13:30~18:00、2日目9:00~12:00とする。(2)京都教会の1階ホールと2階礼拝堂をリモート(画像・音声)でつないで会場とし、各階の議員席の距離をあける。(3)従来の議員番号順の着席でなく、正・准議員の区別の上で自由着席とする。(4)昼食・夕食を行わず、従来の様な茶菓提供もせず、受付でペットボトル飲料配布とする。(5)開会礼拝をせず祈祷に代える。(6)議案報告書を事前に議員に読んで来てもらい、議案朗読や口頭報告の時間を短縮する。……などです。その他、マスク着用や手洗い消毒、検温なども含め対策を一括した総会案内を4月配布予定です。なお、仮にコロナ問題が著しく悪化した場合は、4月常任常置委員会を経て書面の臨時常置委員会を開催し、総会開催方式の変更を諮る可能性もあります。
編集後記
教会玄関に面している道路にタンポポが咲いていた。先日一人の幼稚園児がそのタンポポの前にしゃがみ込み、一緒にいた父親に話しかけていた。「パパ見て~!タ~ポポがあるよ!」それを見ていた父親は「ほんまやね。全然気づかんかったわ!よく見つけたね!」何気ない家族のやりとりにどこか心が温かくなるような思いがした。
また、自分自身もそこにタンポポが咲いているのをいつも見ていたはずが、そのことには全く気を留めていなかったことを気付かされた。子どもの目線で見る世界と、大人の目線で見る世界には違いがあるのだろう。
大人になるといつの間にか自分の目線でしか物事を見ることができなくなり、足元を見つめる大切さを見失ってしまっていることを感じさせられる。しかし、この園児はそんな大人たちに、目線を下げて、足元をしっかりと見つめる大切さと、そこに私たちが見つめるべき大切な命があることを教えてくれたのかも知れない。
今この原稿を書いているのは受難週である。そして、この教区ニュースが皆さんのもとに届く頃には、イースターを迎えている。イエスの命も、一度は地に落ちた一粒の種。しかし、地に落ちたその小さな種が、今を生きる私たちに多くの実りをもたらしてくれている。
新年度の歩みが始まるこの季節。イエスは私たちの足元から今もなお、支えていてくれている。私たちはそこに献げられた命を見つめるためにも、目線を下げて、しっかりと足元を見つめる心を大切にしながら、それぞれの地に咲く宣教の業に仕える者でありたいと願う。(T.U)
デナリオン瓦版
編集:京都教区・教職謝儀委員会
委員長・横田明典
こんにちは!教職謝儀委員会です。毎年1回この時期に「デナリオン瓦版」として皆さんにデナリオン献金の現状や報告、またお願いをさせていただいています。どうぞ、趣旨をご理解くださり、ご協力をお願いいたします。
ご協力ありがとうございます!
京都教区では、教区の宣教連帯の働きの一つとして、デナリオン、教職互助、クリスマスなどの献金が、教区経常会計繰入を合わせて、教会謝儀支援のために用いられています。教区内の諸教会に連なる皆さんが、それぞれの教会の働きを覚え、支えて下さるこれらの献金に心から感謝いたします。昨年度は56の教会と、5の個人・団体から5,370,851円の献金をいただきました。ありがとうございました。
また今年度は、安土教会、宇治大久保伝道所、近江平安教会、上鳥羽教会、京都上桂伝道所、京都西大路教会、城陽教会、丹後宮津教会、長浜教会、西小倉めぐみ教会、向島伝道所の教会・伝道所に、総額775万円の教会謝儀支援金をお送りしています。
デナリオン献金とは?
詳しくは、デナリオン献金の封筒、依頼状に同封させていただいている「デナリオン献金参加の呼びかけ」のパンフレットをご覧いただければと思います。1992年から始まったこの献金運動は、規則の上では変化がありましたが、教区内の宣教を担う教会への支援として、全教会・全信徒・全教職が参加する、宣教連帯の働きとしては、当初から変わらずに続けられています。
現在は、経常収入450万円以下の教会・伝道所が、主任担任教師の謝儀支出が困難な場合、年100万円を上限に申請できる制度です。詳しくは教区総会議案書巻末の「教会謝儀支援規則」を御覧ください。毎年皆さんからいただくデナリオン献金などが約500万円前後、これに教区経常会計の1割にあたる約280万円を加えた額が、支給総額となります。なかなか申請額通りの支給はできていませんが、少しでも宣教を担う教会・伝道所の働きを支えたいと願っています。
お願いとご報告
今年度はまだ集計はできていませんが、デナリオン献金にもコロナ禍の影響が出てくるものと予想されます。教会そのものの財政も厳しいところですが、お互いに支え合いながら連帯の思いを持ってご協力いただければ幸いです。今年度の集計分は2022年度に実施される教会謝儀支援の原資となります。
それぞれの教会・伝道所へは、デナリオン担当者をお選びいただいていますが、まだのところがありましたら、選出をよろしくお願いします。
毎年、デナリオン担当者懇談会を開催し、現状の説明や相談事を共有してきましたが、今年度はコロナ禍によって開催できませんでした。
担当者の方でお困りごと等ありましたら、委員なり、委員長なりに直接お尋ねいただければと思います。
今年度は集会等でのデナリオンコーヒーの提供等も、ほとんどできませんでしたので、状況は芳しくありませんが、コロナ禍の終息を祈りつつ、連帯の輪を広げていきたいと願っています。
次年度もよろしくお願いします。